ソフトブレーン・グループに参加する前に
一度転職経験があります。
前職のベンチャー時代に中途社員の採用をやっていたので
転職回数4−5回程度というのは当たり前なのかなぁ、
と考えていました。
しかし。
僕の学生時代の同期生、博報堂時代の同期生の中で
5回、6回と転職を重ねている人間はあまり多くないのです。
いったい何が違うんでしょうか。
「人は、なぜ転職するんだろう・・・」
僕の一回目の転職は自分自身への「挑戦」でした。
「大企業なんてその気になればいつでも入れるじゃないか」
「チャレンジだ!」
僕の二回目の転職も「挑戦」でした。
「よし、挑戦するステージを広げてみようじゃないか」
「自分よりもスゴイ人たちの中で自分自身を鍛えてみようじゃないか」
このように考えてみると、
僕は自分の判断で自分の考え方で
新しいステージに「挑戦」してきているような気がします。
仕事が嫌で転職した・・・
上司が嫌で転職した・・・
人間関係が嫌で転職した・・・
上記理由で転職された方、良い転職はできましたでしょうか?
このように外部要因が嫌で転職した場合は、ほとんどが
同じことを繰り返すと言われています。
いや、間違いなく同じことを繰り返します。
1-2年後の自分を見てごらん。
同じことやっていますからね。
給料が安いから転職した・・・
出世できそうにないから転職した・・・
ヘッドハンティングされて転職した・・・
上記の理由で転職された方、
給料は上がりましたか?出世できましたか?
提示された条件は守られていますか?
今の会社で出世できない人が次の会社で出世できるんですか?
ヘッドハンティングって「自分よりも格下」の人にしか
声をかけないということが多いこと、知っていますか?
経営者は自分以上の人材なんて怖くて採用できないんです。
(もちろん、口ではこんなこと言わないよ)
ちなみに僕は転職(2回)のたびに給料が下がっています。
転職のたびにポストも下がりました。
ぜんぜん気にしません、
「意識」の持ち方が違うから。
何で転職したのか?
どうして今の仕事をやめたいと思ったのか?
もしからしたらそんな理由は重要ではないような気がしてきました。
自分自身が何をやりたいのか?
自分自身がどうなりたいのか?
これを真剣に考えて、自分自身で考えられる人。
間違いなく成功するでしょう。
言葉では「新しい挑戦!」なんて格好いいこと言っても
転職の理由が、
「自分がどうしたいのか?」
「自分がどうなりたいのか?」
が“本当は”明確でない場合には、たぶん同じコトを繰り返すでしょう。
いや、間違いなく同じコトを繰り返すでしょう。
少なくともこういう考え方を共有できない人に対しては
話し合う、議論する気さえ失せてしまうのは果たして僕だけ?
posted by 営業教育推進財団 代表理事 工藤龍矢 売れる仕組みプロデューサー at 2006/09/05/ 11:48
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この記事へのコメント
工藤さんには「なりたい自分」が明確なんですね!
>経営者は自分以上の人材なんて怖くて採用できないんです。(もちろん、口ではこんなこと言わないよ)
これが衝撃的でした・・・
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